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ダブルクロスthe 3rd Edition ステージ：刀剣乱舞リプレイ A5判 p.106 ＊本作は刀剣破壊・闇落ち・ブラック本丸乃至それに準じる表現が含まれております。 　上記ご了承のうえ、お楽しみください。 　それは、揚羽と名乗る審神者の本丸で起こった、ひとつの結末と、それに伴う選択による物語。 　土佐の特命調査も終わり、練度上げに陸奥守と共に出陣した肥前忠弘は、対峙した敵打刀に妙な違和感を覚える。 　それとは別に、物吉貞宗は、久しぶりの演練で、主のなじみであり、彼自身も懇意にしている審神者の元に顕現した男士と、手合わせを行おうとした直前、突然、その勝負をご破算とされた。 　また、本丸で留守番をしていた村正は、過日、揚羽の元で研修を行った新人審神者の訪問を受ける。 　本丸に来たばかりの南泉一文字は、ほぼ同時期にこの本丸の一員となった山姥切長義に妙な話を持ち掛けられ、宗三左文字は、同部隊の仲間である御手杵との他愛のない会話に、違和感をぬぐえないでいた。 　誰もが、何かがおかしいことを漠然と感じつつも、穏やかな時間の流れを醸し出すその本丸は、いつも通りの平穏が明け暮れていくかに思えた。 　──それが薄氷の上の、仮初の日々であったことに誰も気づかないままに。 　ダブルクロス・ステージ：刀剣乱舞 　新たな装いにて展開する読み切りリプレイです。